おすすめ図書
2020.4.30
言語聴覚士学科のみなさん
専任教員の山本です。
早いもので4月も終わり5月になりますが、皆さん元気にすごされていますか。
自宅での計画的な自己学習や規則正しい生活を送る上で大切になるのが自己管理や集中できる環境づくりです。
今回は自己管理、環境づくりを考える上で参考になる図書をお伝えします。
『スイッチ「変われない」を変える方法、チップ・ハース、ダン・ハース著、早川書房』
<仕事の先延ばし、禁煙の失敗……個人も組織もなかなか変われないのはなぜ?
それは私たちのなかで「象〈感情〉」と「象使い〈理性〉」が闘っているから。
短絡的だけれど前に進むエネルギーにあふれた象と、
頭でっかちだけれど長期的な計画性に富んだ象使い。
わずかな工夫でこの両方に訴えかければ、変化は驚くほど簡単に起こすことができる!>
日々の生活の中で計画や目標を立てますが、実際にその通りに行動できず、自己嫌悪になることはありませんか?でもそれは自分の意志の弱さややる気の問題ではなく、環境づくりに問題があることが多い、ということをこの本では多数の実例を挙げて紹介しています。そして、具体的にどのように環境を設定すればよいかも取り上げています。
ページ数が多く、精読するには少し時間がかかるかもしれませんが、要点を読むだけでも参考になると思いますので、勉強の合間に是非読んでください。
コロナウイルス感染の拡大がまだ収まりませんが、自分自身のできることをコツコツと積み重ねましょう。
最後に、私が大切にしていることばを紹介します。
「何も咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」
これはシドニーオリンピック(2000年)女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんの座右の銘としても有名なことばです。
私は自分のモチベーションを高めたい時、目の前のことに集中したいとき、自分の取り組んでいることに「本当にこれって意味があるのかな?今後につながるのかな…」と自信を無くしそうになった時にいつも思い出しています。
今はみなさんが、今後大きな花を咲かせる大切な時です。
大きく成長している未来の自分の姿を楽しみに、一日一日を有意義に過ごしてくださいね。