感染予防の基本 ~手洗い~
2020.5.7
言語聴覚士学科 教員の山本です。
新型コロナウイルスの感染収束の見通しが立ちませんが、今はそれぞれが感染拡大予防に努めることが大切です。
そこで今日は感染症対策の基本、手洗いを取り上げてみたいと思います。
人が感染症に感染する原因として多いのは、手に付着した細菌やウイルスなどが物品に付着し、そこから手を介して鼻や口から体内に入ることです。
日々の生活、行動の中で手は様々なところに触れます。
外出すればお店のドア、電車のつり革、エレベーターの手すりなど、数えきれないくらいたくさんの物に触れます。
外出後の手は病原性微生物が付着している可能性があるため、感染症予防には手洗いが非常に大切な手段になります。
基本的な手洗いの方法としては、以下になりますが、始める前に注意点が1つあります。
それはまずしっかりと石鹸を泡立てることです。
もし固形石鹸を使用している場合は泡立てネットなどを使ってしっかり泡立てましょう。
泡立てることで、手全体に石鹸液がいきわたります。
しっかり泡立てたあとは、以下の手順で洗いましょう。
厚生労働省ホームページより引用
(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/poster25b.pdf)
正しく手洗いするための所要時間としては、一般的に30秒程度かかると言われています。
30秒の手洗いを身につけるために、タイマーや時計などで実際に確認することが大切です。
web上でも様々な手洗い用の歌や動画がありますので、ぜひそれらも活用してください。
おすすめはピコ太郎さんの『PPAP-2020-/PIKOTARO(ピコ太郎)』です。
よければチェックしてくださいね。
しっかり洗ったつもりでも洗えていない場合もあります。
上の図は洗い残しやすい場所になりますので、これらの場所は特に注意して、洗い残しがないようにしっかり手洗いを励行し、感染予防に努めましょう。