患者様一人ひとりに最善を尽くす、
「介護」+「言語聴覚士」へ
病院勤務・Sさん34歳の場合
大学卒業、福祉施設で介護福祉士として勤務され、介護職の現実と向き合われました。
高齢者福祉や医療の分野で働き続けるという想いをもって、スキルアップとして言語聴覚士の資格取得を決意。
今回はそんなSさんにお話を聞きました。
「高齢者福祉や医療の分野で働き続けたい」
気持ちを活かせる資格として知りました
約6年間介護の仕事に従事し、自分自身のライフスタイル&キャリアプランを再考する中で、やはり「高齢者福祉や医療の分野で働き続けたい」と思っていました。
知人の人から言語聴覚士の資格を知り、介護福祉士としての経験や知識も活かしたスキルアップになると感じて、そのための勉強することを決めました。
現在は、急性期病棟で内科疾患の患者さんの摂食嚥下に関わることが多いです。脳卒中後に急性治療を終えた患者様のリハビリも行っています。また、がん患者様の終末期リハビリも担当しています。
お一人ひとりの状況やニーズに向き合い、気持ちに寄り添いながら仕事をしています。
平日昼間に仕事をしながら通いたいと思ったから
言語聴覚士の資格を2年間で取得できることが大きかったです。
平日の昼間に仕事に行けるので、社会福祉士の資格を活かした状態で通学ができました。昼夜間部は国家試験対策に特化したカリキュラムだったので、1日2コマの平日と土曜日は集中して、オンオフを使い分けながら過ごすこともできました。
大阪医療技術学園からワンポイント!
言語聴覚士のニーズは年々高まっています。
全国で言語聴覚士の資格を持つ人は約3万人です。これは作業療法士の約10万人や理学療法士の約19万人と比較しても圧倒的に少ないんです。高齢化社会や救急医療の高度化、支援の必要な子どもの増加等の背景を考えると、総合病院等における人手不足も含め、言語聴覚士の需要は非常に高まっています。
近年、TVドラマ等で取り上げられたこともあり、言語聴覚士についての関心は高まってきていることは現場で実感しています。良い意味で注目されていることは非常に喜ばしいことです。
入学を希望される方やオープンキャンパスにお申込みいただく方も増えてきており、当校としてもそういった方々を全力で支援できるよう、そしてひとりでも多く言語聴覚士を輩出できるよう、全力で取り組ませていただいています。
大阪医療技術学園専門学校
入試事務局・キャリアセンター
クラスメイトは意欲的な人が
多いと感じました
大卒課程2年制は短い間にたくさん勉強することがあるので忙しい毎日ですが、先生からのサポートが充実し、クラスメイトも意欲的な人が多いと感じました。
クラスメイトは同世代(20代後半~30代前半)の人がほとんどだったので、勉強面の協力体制だけでなく、忙しい中でもよく遊びに行きました。京都などに泊まりで旅行にも行きましたね。
言語聴覚士としての道は決して楽なものではありませんが、患者様の将来に関われる素晴らしい仕事に向かってクラスメイトと切磋琢磨できた日々はいまも現場で力になっています。
学科の先生がいつでも快く
質問に答えてくれました!
就職活動のサポートとしては、キャリアセンターに求人票の相談やアドバイスをもらうことができるので、スムーズでした。病院見学もキャリアセンターにご指導いただくことができるし、病院見学に行くことで実際の現場の様子の見ることができました。病院によってその特徴は様々なので、たくさん話を聞いたり見学に行って良かったと思っています。
国家資格の勉強については、毎日少しずつ勉強を進めることを心がけていました。試験前に慌てて知識を詰め込むことなく、余裕を持って自己採点出来ました。それでもかなり緊張しましたが!
そしてなにより試験対策でわからないことは、いつでも先生方が快く聞いてくださりました。就職してからも転職や相談にのってもらえるのは心強いです。
言語聴覚士としてのやりがいと将来の抱負の
メッセージをいただきました!
現場で働く言語聴覚士の共通点として感じることは、患者さんに良くなってもらうために、みんなが試行錯誤していることです。症例検討会などをするとみなさんよく意見が出てきます。考え方が違うこともありますが目標とするものは一緒だと思います。
だから私も、自分の経験したことをこれから言語聴覚士を目指す人や医療福祉関係の仕事をしている人に伝えることをしていきたいと思っています。そしてもちろん臨床現場でも、終末期の患者様が人間らしく最後を迎えられるように試行錯誤できる言語聴覚士になりたいと思います!
Sさんの想いが福祉・医療の現場に広がり続けていくことをわたしたちも応援し続けていきたいですね!