ブログ
全日本鍼灸学会で研究発表!~上海近代中医教育機関の変遷~
2015.6.22
全日本鍼灸学会学術大会が,福島県郡山市で開催されました
今回のテーマは,「今,鍼灸の復興を~拓け未来,育め希望~」です.
今回,東洋医療技術教員養成学科の奈良先生が,ポスターで研究発表をしました
演題は,「上海近代中医教育機関の変遷」.
研究内容は,近代中国,1904年~1948年の44年間,
上海では,46校の中国伝統医学〔中医学〕教育機関が存在,
特に,私立上海中医学院,私立中国医学院,私立新中国医学院が
教育カリキュラムが整備され,卒業生各1000名を輩出した実績を有し,
この3校が1946年に濾校聨合聯合宣言後,
1956年に国立上海中医学院〔現在の上海中医薬大学〕が設立された変遷の研究です.
来年,上海中医薬大学が創立60年を迎える現在,
近代中国当時の教育状況を研究する者がおらず,中医学の源流が曖昧な状態で現在に至っています.
私立上海中医学院の前身は,上海中医専門学校.
その創立者は,孟河の生まれの丁甘仁.〔孟河は,上海と南京との中間地点にある地区〕
丁甘仁は,近代中医学史で著名な老中医で,南京の承淡安を師事した足跡があります.
その後に,上海中医専門学校の創立に尽力したとのこと.
今回の研究で,近代中医学の源流が見え始めました
今後,孟河,南京での現地調査をすることにより,
本来の近代中医学,現代中医学を学問的見地から明らかにすることができると考えます.
これからも,現地調査研究を含め,より一層に努力します.
鍼灸師養成学校の教員を目指す方はこちら >>>東洋医療技術教員養成学科<<<
鍼灸師を目指す方はこちら >>>鍼灸師学科<<<
美容に興味のある方はこちら >>>鍼灸美容学科<<<
新着記事
-
2025.5.3
-
2025.5.1
-
2025.5.1
-
2025.4.28
2025.4.28