卒業研究
店頭に活かせる望診学
Visual examination studies to be able to make use of in the store
薬業科
島岡司 高野雄士郎 重野多恵 風本亜也加 宮田喜生 藤岡美帆
要約
お客様を観察するだけで病気の根源を見極める手段があります。これを四診と言い、お客様の主訴だけで判断するのではなく、病気の根源を見極め、正確に漢方薬や薬の薬事指導、食事指導、運動療法をお客様個々の症状に合わせたオーダーメイドの健康指導を実施することで、お客様との信頼関係を密にし、商品にお客様をつけるのではなく、店や販売員にお客様をつけることで、他店との差別化が図れるばかりでなく、リピート率の向上、販売意欲の向上、新規客の紹介率のアップが図る事が出来ます。したがって四診における、切診以外の問診、聞診、望診は、証を診る重要な役割を果たしています。
目的
1年間の実習を通して、問診だけで相手の主訴を的確に把握できるのかと疑問に感じた。そこで、漢方医学の四診の一つの望診学に着目した。もし、望診を取り入れると的確に相手の主訴を把握でき、これから生き残れるお店づくりに役立てるのではないかと仮説を立てた。
方法
- 文献調査
- アンケート実施
対象者
大阪医療技術学院専門学校1年、2年、夜間の生徒、大阪医療技術学院専門学校教職員、各研修先の社員
期間
2012年10月1日~2012年11月3日
配布数
100枚
アンケート内容
問診、聞診、望診の内どれを使用し、主訴を決定しているか
結果
診断方法は、問診が主流であり、問診だけではとても補いきれないことが分かった。そして、望診を使用することで的確に主訴を決定できることが分かった。
考察
四診の中でも、特に望診が重要で、色やシミ、シワの発生部位によってお客様の状態を把握出来る事が明確になった。