卒業研究

Promotion of ICT Utilization in the Health Care Industry

医療秘書・情報学科

東奈々 島可菜子 島村玲菜 谷口留依 林莉耶 西真奈美 高橋美羽 平間美喜

要約

近年医療業界においてIT化が進み紙カルテから電子カルテに変化している。平成29年電子カルテの導入率は、200床未満の病院で約3割、200床以上の病院では半数以上、400床以上では8割以上の導入率となっており、医療現場でも電子化が進んでいる。総務省は平成29年に医療ICTの活用を提言しているが、病院ごとに使用する電子カルテの違い、ネットワークによる医療情報の共有は進んでいない。そこで、ネットワークに替わる手段として情報共有・活用にあたり「医療ICカードの活用」が有効ではないかと考え調査を進めた。医療ICカードは紛失など自己管理に注意が必要ではあるが、患者にとって診察や転院などがスムーズになり医療従事者の業務の効率が上がるなどの利点があることが分かった。

目的

近年医療業界では紙カルテから電子カルテに変化しておりIT化が進んでいる。総務省は平成29年に医療ICTの活用を提言している。その中の「医療情報の共有」「情報の利活用」の2点に注目し、研究を進めた。医療機関との情報共有には個人情報の取り扱いや、病院機関間でのネットワーク構築が問題としてあげられる。そこで情報共有・活用にあたり「医療ICカード」を活用することで問題の改善につながるのではないかと考えた。標準化された医療ICカードの提案を行い、患者の基本情報や、診療情報をよりわかりやすく簡潔に管理することを目的とする。

方法

医療ICカード作成企業に、カード機能についての聞き取り調査を実施。その内容をもとに医療従事者と本校に在籍する学生を対象にアンケートを行う。アンケート内容は、①医療ICカードの利用希望について ②個人の基本的情報 ③様々な医療機関での情報共有 ④その他の機能で必要と思うもの ⑤その他追加しいてほしい機能の計5項目である。このアンケートに基づき考察を行うものとする。

※医療従事者:クリニックによる医療従事者5名(医師1名 看護師2名 医療事務員2名)
※大阪医療技術学園専門学校 学生146名

結果

医療従事者・学生ともに氏名・住所・電話番号・緊急連絡先などの個人情報、アレルギー・血液型・既往歴・投薬歴などの基礎的診療情報がカードから読み込めれば便利ではないかとの意見が多数見られた。交通ICカード支払い、キャッシュカード、位置情報確認などの付属機能については、医療従事者より一般学生のほうがより必要性を感じる内容であった。自由記載で共通していることは、臓器提供希望の有無、救命措置の希望、延命治療の意思表示などがあげられた。
医療従事者、一般学生それぞれの意見をまとめ医療ICカード企業への提案を行った。この提案内容が反映された医療ICカードが平成31年6月に完成する予定である。

考察

医療機関では患者の基礎的情報、病歴や薬暦などの診療補助的な役割を期待されており、学生は、学外実習の実習先へ提出しなければならないワクチン接種暦や、健康診断の結果が必要といわれている一方、交通パス、治療費の支払い、緊急時の位置情報提供などの診察以外の利便性を重視しる内容となった。この結果をまとめ、開発中の医療ICカードにおいて、今回のアンケート情報を参考にしていただけるよう作成企業に提案を行った。今回このテーマで研究を進めることで企業や医療現場にもご意見をいただけたことは大きな学びとなった。今回の研究を次年度に引き継ぎ、継続して調査を実施する。

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