大阪医療技術学園専門学校 | 医療・福祉・心理の専門学校

卒業研究

~ホームページの利活用~

About reduction of anxiety about consultation in COVID19 ~About the utilization of the website~

医療秘書・情報学科

芦田菜々子 池梓沙 馬西涼香 北野駿 久郷田摩里亜 小金森真理 繁森彩乃 曽根莉紗 細野凜 柚木莉緒

要約

医療機関に対する新型肺炎による経営面での影響を調査したところ、大半の病院が赤字経営に陥っていることが判明した。そこで私たちは医療事務員の立場から経営面でのサポートが何か出来ないか調査することとした。患者数が減少している理由の一つとして新型肺炎感染への不安感があり、受診控えによる患者数減少が要因の一つだということが分かった。その不安感を軽減できる方法としてホームページでの対策の取り組みがあげられる。そこで私たちは不安感が最も軽減されるホームページの在り方とは何かを考え、検証を行ったのでここに結果を報告する

目的

昨今、世界中において新型コロナウイルス感染症が蔓延し、日に日に患者数が増している。日本国内においても外出自粛の流れが出ており、医療機関においても感染を避けるため受診患者が減っている。受診患者の減少により病院経営の赤字が日々深刻化する一方であり、医療崩壊に陥るのは時間の問題だとも言われている。そんな中、受診患者数を増やす目的として、医療機関が行うべき自院における感染予防対策をホームページにて広報するべきであると考えた。そこで、どのような形での広報が最も有効的かを調査し、検証を行った。

方法

ホームページでの新型肺炎対策において、様々な医療機関を調査した。広報の方法として3 つのパターンに分類を行った(①文書のみによる感染対策②文書+画像による対策③動画による感染対策)。私たちは3 つのパターンの中から、どの形が一番不安軽減につながるのかを目的として調査を行うこととした。上記3 パターンのホームページを作成し、それぞれのホームページを見てもらうと同時に不安感に関するアンケートを実施した。研究対象者は大阪医療技術学園専門学校の医療秘書・情報学科全学年114 名とその家族28 名である。回答数は計142 名であった。研究期間は2020 年10 月19 日~2020 年10 月26 日の1 週間である。

結果

アンケートを行った結果は動画形式が最も不安軽減に繋がるとした人が68%の半数以上を占めた。文書のみの対策においては、10%以下の支持率となった。動画が最も支持を得た理由として、「動画だと実際の現場での対策イメージが湧き、不安軽減に繋がった」等の意見が多数見受けられた。また、動画の場合は視覚情報に加えて聴覚からの情報があり、理解しやすかったとの意見も複数見られた。

考察

以上の結果から、医療機関のホームページにおいて動画という形での広報が一番効果的であると考える。しかし、現状では新型肺炎対策を動画にして公表している医療機関は少ない。病院ではさらにその数は少なく、クリニックのほうがより動画での対策に注力されている現状である。私たちは主に総合病院へ就職する。そのため、就職先において今回の研究結果を生かし、動画での感染対策といった視点を現場で取り入れられるよう活動をしていきたい。また、私たち自身も将来医療従事者として働く身として、患者の視点に立ち患者が来院しやすい病院づくりを心掛けていきたい。

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