卒業研究

~医療秘書におけるDX推進~

About business improvement and effect by using RPA

医療秘書・情報学科

浅田桃花 妹尾由莉香 髙柿尚佳 土田瞭允 西田駿一

要約

日本は今後、少子高齢化が進むと共に労働人口の減少が見込まれており、労働生産性の向上が不可欠となっている。経済産業省が2017年に策定した「新産業構造ビジョン」において、国を挙げてDX・AIを活用しようという動きがある。そこで医療機関におけるDXの現状を知るべく、総合病院へ聞き取り調査を実施した。その中でRPAと呼ばれるシステムが導入されていることに着目した。RPAとは、人が手作業で行っていたものを、プログラムに記憶させ、操作をプログラムが自動で行う仕組みのことである。私たちはこのRPA技術を利用し医療秘書における業務の中で、「Drクラークの電子カルテ入力」の自動化において検証し、一定の成果を得たのでここに報告する。

目的

労働生産性向上のため、RPAを活用し医療秘書における業務負担の削減を図る。RPAはプログラミング言語を覚える必要はなく、ソフトに準備されている<アクション>と呼ばれるツールから実行したい動作を選択し、処理を記憶させることで様々な処理が自動化可能である。2021年に大阪医療技術学園専門学校、医療秘書・情報学科が発表した論文研究【問診情報のWeb化における効果について】では、従来の紙問診情報を電子カルテに読み込むまで7分30秒かっていた作業を、グーグルフォームで作成したWeb問診を活用して「2分30秒」に短縮されている。今回の研究においてこの2分30秒の手作業をRPAの活用によって完全自動化し、「職員よる作業時間」をゼロにすることを目的とする。

研究方法

RPAソフトの中で、Microsoft社が提供するパワーオートメイト・PADを使用し問診情報読み込みの自動化を行う。PADはウィンドウズのソフトと親和性があり、無償で使用できることが可能である。プログラムを作成には新規システムが導入される際に一般的に用いられるウォーターフォールモデルを使用する。ウォーターフォールモデルとは次の7つの手順でシステム導入を目指すものである。{1:要求定義 2:基本設計 3:詳細設計 4:実装 5:単体テスト 6:結合テスト 7:システムテスト}

結果

患者がWeb問診に回答した際にメール受信を行い、受診した未読メールを自動的に感知する<トリガー>を作成し、Web問診情報を電子カルテ登録することによって、プログラムによる完全自動化が可能となった。これにより当初の目的である「職員よる作業時間」をゼロとすることが達成されたと考える。Web問診情報の登録時間は人による作業が2分30秒であるのに対し、今回作成したプログラムにおいては3分であった。

考察

医療秘書がRPAを導入することによって単純作業を自動化しマンパワーが削減されることにより、手厚い顧客ニーズへの対応が可能となる。RPAはきまった処理を繰り返すので人による単純ミスが防止される。また、RPA作成によって処理手順が明確となり、業務フローの見直しにつながるなど様々なメリットを有する。RPAを扱う人材は、特にルールに乗っ取った書類作成が多く、近年ではシステム管理まで任される私たち医療秘書であると考える。医療秘書が率先して医療DXを担い今後も業務改善に対する提案を行いたい。

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