大阪医療技術学園専門学校 | 医療・福祉・心理の専門学校

卒業研究

Comparison of lifting and skin effects on facial acupuncture and scalp acupuncture

鍼灸美容学科

北田夏愛 趙唯依 中北実夢 溝上楓恋 安宗実乃里

要約

新型コロナウイルスによるマスク着用での顔のたるみや肌荒れする人に対し、マスク着用のまま施術を行えないかと考え、頭皮鍼と顔面鍼の効果の差を比較することにした。研究方法は、被験者数計8人、顔面鍼と頭皮鍼を1回ずつ、研究期間3週間あけ実施した。手順は施術前後で肌質アンケート、写真撮影、フェイスライン測定を行い比較し、第三者アンケートでリフトアップ効果を確かめた。肌質アンケート結果は顏色について顔面鍼後が効果の感じられ方が高いが、フェイスラインは頭皮鍼後の方が、リフトアップ効果がみられた。第三者アンケートでは顔面鍼後が一番リフトアップしていると答えた人が多かった。頭皮鍼はリフトアップ効果が高くみられ、顔面鍼は肌質改善効果が高いことがわかった。

目的

近年、新型コロナウイルスが流行している中で、マスク着用による顔のたるみや肌荒れに悩んでいる人が多くみられる。顔面部の内出血やマスクを外しての施術に抵抗感を感じる人がいると考え、頭皮鍼と顔面鍼の効果の差を比較することとした。

方法

被験者数は鍼灸美容学科1年生6人、2年生2人の計8人に、顔面鍼と頭皮鍼を順番はランダムで1回ずつそれぞれ3週間期間をあけて施術した。顔面鍼はセイリン社製30mm16号鍼で陽白、迎香、地倉に刺鍼し10分置鍼、頬車と顴髎の間はNEOディスポ鍼30mm25号鍼で3㎐-20㎐ミックス波で10分通電した。頭皮鍼はセイリン社製30mm25号鍼で、百会、神庭、頭臨泣、頭維に刺鍼し10分置鍼、懸釐と率谷の間は3㎐-20㎐ミックス波で10分通電した。手順は顔面鍼、頭皮鍼共に同様で1.肌質アンケート、2. 写真撮影、3.フェイスライン測定、4.施術(置鍼と通電)10分、5.フェイスライン測定、6.写真撮影、7. 肌質アンケートの順で行う。全ての実験終了後、第三者アンケートを実施し、リフトアップ効果を確かめた。

結果

肌質アンケート結果は顔面鍼、頭皮鍼共に数値がアップしたが、顔面鍼の方がより自己評価が高い結果となった。フェイスライン測定の結果は顔面鍼では8名中5名のリフトアップがみられ、3名は施術前より施術後がフェイスラインが大きくなった。頭皮鍼は8名中7名のリフトアップ効果がみられ、最大-2.6cmリフトアップした被験者もいて、顔面鍼より頭皮鍼の方がリフトアップ効果が高いことがわかった。第三者アンケート結果は、全て施術後の結果ほうがリフトアップ効果が高い結果となり、顔面鍼後の方がより評価が高い結果となった。

考察

顔面鍼で肌質改善効果が高い結果となった要因として、顔面部に直接鍼を刺入されたことにより得られる満足感と、顔面部の血行が改善され顏色や見栄えが良くなったと考えられる。一方頭皮鍼では側頭筋を直接刺激することで筋肉が収縮し頬のたるみやリフトアップ効果が見られたと考えられる。
また頭皮鍼でも肌質アンケートの結果はよく、第三者アンケートでも一定の評価が得られており、顔面部の内出血やマスクを外しての施術に抵抗がある人に対して、頭皮鍼による施術でリフトアップ効果と見た目の改善ができると考えられる。

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