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医療事務になるには? 就職までの流れ、専門学校・大学どちらがおすすめかを比較|大阪医療技術学園専門学校
2024.8.9
医療事務とは、医療機関で受付や会計などの事務作業を担当する職業です。医療も時代とともに進化していくなかで、医療事務の仕事も複雑化しています。そのため、医療事務のキャリアをスタートするには専門的な教育機関で学ぶ必要があります。
そこで今回は、医療事務に就職するまでの流れを紹介します。専門学校と大学のどちらがおすすめなのかにも触れているため、これから医療事務を目指す人には必見の内容です
目次
医療事務になるためのルート
医療事務はさまざまなルートを介して就職できますが、実際にはどのようなルートがあるのでしょうか。ここでは、具体的に解説します
特別な資格や、免許の取得は不要
医療事務に就職するには、特別な資格や免許の取得は必要ありません。医師や看護師とは異なり、直接的な医療行為を求められないためです。しかし、病院などの医療施設では患者の診療に関わる個人情報と密接に関わるため、一定の医療知識は必要でしょう。そのため、専門学校や大学などの教育機関で学んでから就職するのが一般的なルートです。
1.専門学校・大学で勉強してから就職する
医療事務に就職するときは、医療に関する専門的な知識や学習実績が重要です。医療事務は医療現場で患者と関わる仕事であり、医療に関する深い理解が求められるからです。それゆえ、在学期間中に医療関連の資格や事務職のスキルを習得できれば、就職活動の際に自己アピールできるため採用率も高まります
2.未経験で募集している求人に応募する
医療事務の経験がない人は、未経験で募集している求人を探すのも選択肢のひとつです。未経験者を募集している理由としては、仕事をしながら業務を覚える「OJT」のシステムを導入しているからです。
OJTとは、「On the Job Training」の略で「仕事しながらの訓練」を意味します。新入社員や異動者などが、実際の業務に関わりながら必要な知識や技術を身につける方法です。しかし、OJTでは仕事を覚えるのに時間がかかるといったデメリットもあります。したがって、初めから知識やスキルを保有している方が採用率はアップします。
医療事務になるための学校の種類
医療事務になるには、さまざまな種類の学校から自分の環境に適した場所を選択する必要があります。それぞれの学校の特徴や学習期間をまとめました。
専門学校
≪特徴≫
医療事務の実践的な知識と技術を短期間で学べる場所です。専門的なカリキュラムをとおして、医療事務に必要な資格取得のサポートも提供しています。
≪学習期間≫
2年
大学
≪特徴≫
基本的に4年間の在学期間があり、幅広い分野を学べるのが最大のメリットです。
≪学習期間≫
4年
短期大学
≪特徴≫
短大も専門学校と同じく2年制が基本で、医療に関する授業や実習ができるのが魅力です。
≪学習期間≫
2年
通信講座
≪特徴≫
主にテキストやインターネットでのWEB講座で学習するスタイルで、自宅以外でも好きな場所、時間で学べるのが魅力です。
≪学習期間≫
3〜6か月間
通学講座
≪特徴≫
講師から直接授業が受けられるため、医療事務未経験者でも安心して学べる環境が整備されています。
≪学習期間≫
3ヶ月
そもそも医療事務になるには、学校に通うべき?
医療事務に就職するために通学することは、将来のキャリアを考えたときにおすすめの選択肢です。しかし、学費や拘束期間の問題から学校への入学を決めかねている方も多いのではないでしょうか。そこで以下では、医療事務になるために学校を選ぶメリットを紹介します
さまざまな資格の取得がしやすい
医療に特化した学校に通えば、医療事務に必要な資格だけでなくさまざまなジャンルの資格取得が期待できます。具体的には医療秘書の資格やビジネスマナーインストラクター、さらにはExcelやWordなどのPCスキルを証明する資格も取得可能です。
これらの資格保有は就職活動にはもちろん、職場での評価や昇進にもとても有利に働きます
就職活動で有利になる
多くの専門学校や大学では医療関連の求人情報を提供しており、学生たちはこれらの情報を活用して就職活動をおこないます。また、学校によっては就職活動のサポートを積極的にしているため、履歴書の作成方法や面接対策など就職活動に必要なスキルも学べます。
こうした就職活動のサポートにより、通学をしない人たちよりも多くの採用チャンスをつかめる点は学校で学ぶ大きなメリットといえるでしょう
実習でより詳しく学べる
通学スタイルの学校では、教育カリキュラムの一環として本番を想定した実習が設けられています。学生は医療事務の仕事を体験することで職務内容を理解できるだけでなく、就職後のイメージの違いを防止する効果も期待できます
業界で活躍するプロの講師から指導を受けられる
通学するメリットのひとつとして、プロの講師から直接指導を受けられる点があげられます。授業のなかで不明な点があれば、すぐにアドバイスが得られる環境が整っているからです。これは自己学習のみでは得られない、通学ならではの強みといえるでしょう
最新の業界情報が得られる
医療業界は日々変化し、新たな課題やトレンドが生まれ続けています。たとえば、医療業界が抱える「2024年問題」などの最新情報への把握は、医療現場で働くうえでとても重要です。医療現場における2024年問題とは、時間外労働に対する上限が規制されることで起こるさまざまな問題のことです。
医師の労働時間に規制が入った背景には、勤務時間や休憩時間に不明確な部分が多々あり、医師の過労軽減が必須だと判断されたためです。こうした最新の業界情報を得られる環境は、通学しない人と比べ大きなアドバンテージといえます
医療事務になるには、専門学校と大学どちらがおすすめ?
医療事務になるための道は多様ですが、多くの方は専門学校と大学を選びますここでは、専門学校と大学の特徴やメリット、費用面を紹介します。今回説明する情報を参考に、自分に適した学習スタイルを発見してください
専門学校の特徴
医療事務に就職するために専門学校を選ぶ際のメリットやデメリット、費用面は以下のとおりです。
メリット
- ≪短期間で医療に関する知識やスキルが学べる≫
専門学校は4年制の大学に比べ、医療に関する教育を短期間で習得できます。また、実際の業務を想定した実習も多くおこなわれ、理論だけでなく実践的な能力も鍛えられます。
- さまざまな求人から就職先が選べる
専門学校では数多くの求人情報が開示されているため、自分の能力や希望に沿った就職先が選べます。そして、就職活動のサポートも手厚い点も大きな強みです。
デメリット
- ≪医療関係に特化しているため、別分野への転職が難しい≫
医療関連に特化して学習をするため、他分野への転職が難しい点はデメリットといえます。
費用面
2年間で200万円が費用相場ですが、4年制大学と比較すると大幅に費用を抑えられます。
大学の特徴
医療事務に就職する際、大学を選ぶメリットやデメリット、費用面は以下のとおりです。
メリット
- ≪医療に関する幅広い分野を学べる≫
大学では、医療に関する幅広い分野が学べます。これにより多角的な視点から医療を理解できるため、ほかの教育機関よりも知見の広がりが期待できます。
- 多くの学生と交流できるので人脈が広がる
大学生活は多くの人と交流でき、広範な人脈が築けるのも大きなメリットです。就職活動だけでなく、卒業後の仕事でも大きな強みとなるでしょう。
デメリット
- ≪卒業までの時間がかかってしまう≫
最低でも卒業までに4年は拘束されるため、専門学校や短大に比べて就職が遅れてしまう点はキャリア形成においてはデメリットと捉える人もいるかもしれません。
費用面
大学に通学すると4年間で400万円〜500万円が相場ですが、その分、幅広い知識と人脈が得られるメリットがあります。
医療事務になるために取得しておくと有利な資格
医療事務として成功するには、学校を卒業するだけでは終わりません。実際の現場で求められる資格やスキルを、現場で活かせるように昇華させるのが何よりも重要です。そこで、以下では医療事務になるために取得しておくべき資格を紹介します
医療事務技能審査試験
医療事務になるには、「医療事務技能審査試験」の資格取得がおすすめです。本資格を取得すれば、レセプト業務や窓口での受付業務のスキルを保有していることを証明できます。医療事務の資格で受験者数が多いことから、医療事務を目指す人にとっての「登竜門」的な存在です。
医療事務管理士
医療事務におけるキャリアアップを目指すなら、ぜひ保有しておきたい資格が「医療事務管理士」です。本資格を取得すれば、医療保険制度に関する法規や日々の業務で必要となる事務処理技術など、医療事務の仕事に不可欠なスキルを習得できます。
医療秘書技能検定試験
医療秘書として働くうえで、ぜひとも取得しておきたい資格は「医療秘書技能検定試験」です。本資格に合格すれば、医学的な基礎知識から医療秘書の実務や医療関連法規など、さまざまな知識が獲得できます。本試験は3級から2級、準1級、1級と4つのレベルに分類されており、3級や2級なら医療事務に精通していなくても合格が狙える難易度です。
なお、本試験は年2回開催ですが受験資格はとくにありません。だれでも気軽に受験できる点から、毎年多くの方が受験しています。
医療事務になるために必要なスキル・知識
医療事務になるには、資格だけでなく必要なスキルや知識の習得も重要です。成功する医療事務とはどのようなスキルを保有しているのか、どのような知識が求められるのか詳しく説明します。
PCスキル
医療事務として働くうえで、基本的なパソコンスキルは必要不可欠です。患者のカルテへのデータ入力やレセプト作成などはパソコンを活用した作業が中心です。したがって、一定のタイピングスキルは求められるでしょう。さらに、一般的な事務職と同じく、簡単な資料作成やプレゼンテーション資料の作成などを一任されるケースもあります。
それゆえ、WordやExcel、PowerPointなどが扱えると大いに重宝されます。パソコンスキルは一度身につければ一生ものであり、自身のキャリアアップにもつながるため積極的に学んでいきましょう
コミュニケーションスキル
医療事務は一般的な事務職と比べ、患者や家族、医師、看護師などさまざまな立場の人たちと関わります。そのため、円滑なコミュニケーションを図るスキルは必要不可欠です。なかでも、患者やその家族に対する接遇スキルはとくに重要です。適切な言葉遣い、態度をしなければトラブルに発展する可能性も高まります。
人と接することが好きな人やコミュニケーション能力に自信がある人は、医療事務は向いている職業といえるでしょう。
事務処理能力の迅速さ
医療事務の仕事は、患者のカルテ作成や会計処理、レセプト作成など多岐にわたります。身長や体重、病名といった重要な個人情報を取り扱うことから、医療事務には迅速かつ正確な事務処理能力が必要不可欠です。ただし、求められるのは単に仕事が早いだけではなく、ミスなく正確な業務遂行が求められます。
医療保険・医療に関する知識
医療事務は医療行為に直接関与することはありませんが、最低限の医療知識と医療保険に関する知識は必要です。なぜなら、医療に関する知識がなければ医療現場で発生するミスを見逃してしまうためです。
たとえば、レセプト業務では診療結果や検査内容を正確に入力する必要があります。ただし、作成済みのレセプト内容に問題がないかを確認する際は、医療知識がなければミスが起きていても発見できません。そのため、医療保険や医療に関する知識は業務を滞りなく遂行するには必要だといえます。
医療事務になるには「大阪医療技術学園専門学校」で学ぼう
本記事では、近年人気の職業である医療事務について解説しました。医療事務として働くには独学という選択肢もありますが、専門学校や大学を利用するのがおすすめです。JR大阪天満宮駅から徒歩圏内にある「大阪医療技術学園専門学校」は、医療に関わる職業を目指す人に人気の専門学校です。
医療秘書・情報学科、薬業科、医療心理科など、さまざまな学科から自分に最適なものを選択できます。また、専門スタッフが丁寧にサポートする就職サポート制度も整っており、安心して就職活動に取り組める点も本校をおすすめする大きな理由です。自分に適したキャリアを見つけたい人は、ぜひ、大阪医療技術学園専門学校を検討してみましょう
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