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近代中西結合医学について研究討論!上海中医薬大学研修生来校!
2015.7.10
上海中医薬大学で学ぶ学生が、研修生として来校しました
多くの研修生がメイクの授業を受けている最中、
2名の研修生は卒業研究のため、本校の奈良先生と研究討論を行いました
2名の研修生の研究討論課題は,「近代上海に於ける中西結合医学の発展,および現在の実状」です.
「中西結合医学」とは,中国伝統医学〔=中医学〕と現代西洋医学の優れた点を相互に補い,
治療効果を高める医学体系のことです.
「中華人民共和国中医薬条例」第3条では,
「国家は中医薬事業を保護・扶助・発展させ,
中医学と西洋医学を同等に重要視する方針を実行し,
中医学と西洋医学の相互学習を奨励し,相互に補いながら共同で向上を計り,
中医学・西洋医学の2種類の医学体系を結合させ,
わが国における中医薬事業を統合的に発展させる」と定義しています
近代中国,この半世紀に及ぶ中西医結合事業は,次の2方面において行われてきました.
①現代科学,主に現代医学の手法により中医理論と臨床実践を研究し,
その理論の本質を詳細に分析し,作用メカニズムを明らかにすること.
②中医学と西洋医学それぞれの特徴・長所を取り入れ,
臨床において中医学・西洋医学の2種の方法を結び付けることで,
医療技術の向上・患者のQOLの改善・医療費削減の目的を達成したことです.
現在,2人は「中西結合医学」を中国解放前後に活躍した医学者,時逸人の
医学教育の足跡を調査し,近代中国の中西結合医学の実状を調査しています
今回は研修生2名と奈良先生の3名で,
中国の中西医学結合の実状,日本の中西医学結合の実状の説明および活発な意見交換をしました
これからの中国医療業界を担う逸材と国際交流を行い,
東洋医療技術教員養成学科も更に,実学教育に特化した教育体制を充実して行きます
鍼灸や中医学の知識を深めたい方は、東洋医療技術教員養成学科がオススメです!
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